お誂え呉服・着物(きもの)の販売 創業明治5年・京都の老舗

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京都の呉服屋 六代目のブログ

岸田 靖司 きしだ やすじ 1978年12月29日生まれ AB型

古都、京都の呉服屋 京都銭京の六代目。小さな頃から着物に囲まれて育ってきました。
現在は着物のデザイン、制作、販売を行っています。

日々勉強の毎日ですが、着物の世界の奥深さ、奥ゆかしさに未だに驚かされています!
古典の普遍の美と若い今の感性を合わせた、着てみたい着物を創っていこうと奮闘中。

また、お客様と一緒に場面に合った着物選びや、お手入れのお手伝いなども心を込めてご奉仕いたしております。

このブログでは、そんな私の日常の着物に関する豆知識や発見、感動などを綴っていきたいと思います。

織りぼかしのお召しコート

投稿日:2014年3月27日(木)

今日ご紹介するコートは、お召という京都西陣で織られている織物のコートです。
写真ではわかりにくいですが裾には色が入り上は白の地紋のみになっています。
なにがすごいかと言いますと、ぼかし染めならその呼び名の通りぼかして染めればいいですが、織りですので糸を一本一本ぼかしに染めてその糸を機に張り、色、 柄を合わせて織っていきます。
文字にするのは簡単ですが、この技法は世界でも類を見ないまさに至難の業なのです!
アップにしてみました。
さらに説明いたしますと藤色とヒワ色がだんだん白くなっていってますが、織物ですので、色糸→ちょっと薄い色糸→もっと薄い色糸→白の糸と糸を替えて織っていきます。
その上でぼかし加減、柄、色全てが合わないといけません。
このコート地の手間のかかりようが伝わったでしょうか?

先日お客様に買っていただきましたが、一番外に着るコートです。
お洒落な方はコートにこだわる!
あんなお洒落なコートを脱いだらどんないい着物が顔を出すのかと思わせる逸品です。
仕立て上がってお客様に早く着ていただきたいと思います!
きっと目線を感じるはず!

お客様とそんなお話をするのが楽しみです^^ 

夏の装い 小千谷ちぢみ

投稿日:2014年3月18日(火)

まだまだ寒い日が続きますが、シーズンに向けて夏物が出来上がってくる時期なんです。
銭京にも夏物が増えてきます。

今回ご紹介の小千谷ちぢみは麻で織られた夏の着物。
新潟県小千谷市で生産されており、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
麻の特性は通気性が良く、シャリ感があって肌につかず、水洗いにも耐えうる強い糸ですので着る度に洗える夏にはピッタリの素材です!
さらに小千谷ちぢみは横糸に撚りをかけて織り上げていきますので涼しげなしぼも特徴です。
よりシャリ感がでて本当に涼しいですよ~! 

欠点はシワがつきやすいことですが、それも味としてとらえてください^^
着物を良く知る方が見れば一目で麻の生地とわかり涼やかな印象を持ってもらえると思います。

お年のいった方に聞くと長年着ているちぢみはそこまでシワにならないそうです。
着物を育てる気分でどんどん来ていただきたいと思います。 
結城の着物も柔らかくなるまで寝間着にしていたともよく聞きます!

写真は青磁地に縞の模様の小千谷ちぢみ。
綺麗な涼しげな色に染まっております!
二枚目の写真、ちょっと色合いが変わってしまいましたが、、、
この透け感涼しそうですね~

続いてこちらは薄茶地縞の小千谷ちぢみ
麻本来の色ですので地味ですが趣のある着物です。
こちらもいい透け感です!
サラッと着こなしていただくと良き日本の夏を演出していただける逸品です!

安価でお作りいただけますので是非お試しください!
私も持っております!
 

 

 

 

東日本大震災から3年、、、

投稿日:2014年3月12日(水)

昨日で東日本大震災から3年が経ちました。
まずは亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
そして被災されている方々の幸せも切に祈ります。

3年前に仙台の問屋通じて東北などの被災地の織物の復興支援展示会をしたのが昨日のようです。
 気持ちが風化してしまわないように、忘れないようにと思っていても、日常に流されてしまいますね、、、

節目の時ぐらいはと昨日は黙祷しました。

福島の原発が本当の意味で終息すること、本当の復興が成されることを祈ります!
いつか、世界が笑顔で溢れる平和な世界になりますように、、、 

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