2012年09月04日 若だんなのブログ
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着物を作る工程で、まず最初に白い生地に下絵を書きます。
その下絵どおりに柄を染めていくのですが、下絵の染料が残ると綺麗な配色が出来ません。
そこで青花という花を搾って出来る文字通りの青い染料を使います。
青花は水に流すと簡単に消えてしまう染料なんです!
この染料のおかげで下絵は消え、色とりどりの綺麗な着物が作れるというわけです。
これを江戸時代に発見し友禅が発展しました。
先人の研究努力は本当にすごい!
きっといろんな染料を試し、あかんわ!すぐ消えるわ!……これを下絵に使えばいいんだ!!
ってなったのかなと勝手に思っています(笑)

ちなみに、近年は化学青花という染料が開発され熱でも消える染料を用いています。
染料を作る工程が過酷なことと、着物を作る工程も少し省ける為です。

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