季節の染め帯 金加工あがり
半夏生と秋草の帯が金加工からあがってきました!
半夏生の帯は柄に重みが出ました。
写真ではわかりにくいですが、立てて光にあたると細い金のくくりが光って綺麗です!
秋草の帯も糸目がとれて、こちらは涼しげに銀でくくり、ススキの一部も銀にしてみました。
以前、紹介した写真と比べるとスッキリしましたね!
着物の世界では、季節を先取りします。
涼しい秋 がもうすぐ来ますよという思いを込めて8月に締めます。
この帯も立てて見ると銀が光って涼やかで綺麗です!
これから2本とも刺繍に回します。
完成間近!
楽しみです!
こちらの2本は、桜の帯と糸菊の帯です。
友禅あがりで、これから金加工に行きます。
桜の帯は、やっぱり紐を紫にしました。
薄鼠地に薄いピンクと白の花ですので今はぼやけて見えますが、金でくくると輪郭がはっきりします 。
いい帯になりそうです!
糸菊の帯は繊細な花びらに仕上がりました!
ぼかしも淡く希望通りにあがったので、あえて金加工も刺繍もせずにこのまま仕上げに入ろうと思います。
最後、地直しという工程があるのですが、この工程は染料のはみ出しや色むらなどを修正する工程です。
地直しが済めば完成です。
地直しの職人がいてくれるおかげで、普通では 取れないシミもシミの部分だけ真っ白に色を抜き、その部分に地色と同じ色をはめてシミを消すことが出来ます。
熟練の技です!
この職人さんのおかげで、お客様にもいつも喜んでいただいております!
また近々仕上がっていく帯たちをアップしていきますね!