2014年03月27日 若だんなのブログ

今日ご紹介するコートは、お召という京都西陣で織られている織物のコートです。
写真ではわかりにくいですが裾には色が入り上は白の地紋のみになっています。
なにがすごいかと言いますと、ぼかし染めならその呼び名の通りぼかして染めればいいですが、織りですので糸を一本一本ぼかしに染めてその糸を機に張り、色、 柄を合わせて織っていきます。
文字にするのは簡単ですが、この技法は世界でも類を見ないまさに至難の業なのです!
アップにしてみました。
さらに説明いたしますと藤色とヒワ色がだんだん白くなっていってますが、織物ですので、色糸→ちょっと薄い色糸→もっと薄い色糸→白の糸と糸を替えて織っていきます。
その上でぼかし加減、柄、色全てが合わないといけません。
このコート地の手間のかかりようが伝わったでしょうか?

先日お客様に買っていただきましたが、一番外に着るコートです。
お洒落な方はコートにこだわる!
あんなお洒落なコートを脱いだらどんないい着物が顔を出すのかと思わせる逸品です。
仕立て上がってお客様に早く着ていただきたいと思います!
きっと目線を感じるはず!

お客様とそんなお話をするのが楽しみです^^ 

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